ナマステ、オーナーのケイシーです。
今回のインド合宿で受けたシロダーラは、ただの“施術”というよりも、それを超えた体験でした。
シロダーラは「脳のマッサージ」ともいわれるけれど、実際に額の一点に温かいオイルが落ち続けるあの数十分は、思考のスイッチがひとつずつゆっくりと電源を落としていくような感覚を味わいます。
頭の表面でバチバチと忙しく働いていた“考えグセ”が、とつぜん静まり返る瞬間。
その瞬間は、遠くの車のクラクション、待合室の話し声…全部が背景に溶けて、ただ「いまここ」に戻るような感覚です。
施術が終わったあと、ベッドから体を起こした自分に驚いて。目が冴えているのに、戦闘モードではない。必要のない力がすっと抜けて、頭と心が“素の状態”に戻ったかんじ。
ドクターが言っていた「シロダーラは心の埃を洗い流すものだよ」という言葉が腑に落ちます。
印象的だったのは、インドで受けるシロダーラは“儀式”に近かったこと。オイルの温度、流すリズム、施術前の軽い祈りのような時間。そのすべてが「あなたの心を整えるための時間ですよ」と語りかけてきます。
日本での施術も丁寧にしているつもりだけれど、インドのゆったりとした空気の中で受けると、時間の感じ方がまるで違いました。
そして気づいたのは、私たちの日常は思っている以上に“常時オン”だということ。気づかぬうちに眉間に力が入り、頭の中のタスクが列を作り、眠っている間でさえ脳がざわついている。そんな状態で「リラックスしたい」と願っても、心が追いつかないのは当然ですよね。
シロダーラは、そんな“過稼働の脳”に、そっと休暇を与えてくれる。休むことに罪悪感を持つ必要なんてない。休むからこそ、またやさしく動き出せる。インドで身をもって感じたこの体験を、沖縄のサロンでもしっかりと届けたいと思いました。
忙しい日々のなかで、ふっと息をつける場所がほしいとき。考えすぎて眠れない夜があるとき。心の中心に戻りたいとき。そんなタイミングで、ぜひあなたにも一度シロダーラを受けてみてほしいです。
インドで私が感じた“心の静けさ”が、あなたにもうまれますように。
