やんばるの森で「生命」に触れた3日間
11月のやんばるは、空気がやわらかく澄んでいて最高の季節です♪
朝、やんばるホステルの外へ出ると、森の湿気と土の匂いが胸の奥まですっと入ってきます。ここから、私たちの3日間のアーユルヴェーダ合宿が始まりました。
今回は、宿泊はやんばるホステル。
ごはんの匂いや笑い声が自然と交わり、初日から参加者同士があたたかくなじんでいくのが伝わりました。
実技は、森の奥にあるアシュラムへ移動して行うスタイル。
“寝る場所”と“学ぶ場所”が切り替わることで、気持ちが自然と整っていくのが面白いところです。

● アビヤンガ実技:手がふっと柔らかくなる瞬間

アシュラムでの最初の実習は、オイルマッサージ(アビヤンガ)。
最初はみんな緊張した手つきでしたが、オイルをなじませ、リズムに合わせて繰り返すうちに、手がふわっと変わる瞬間が訪れます。
「呼吸に合わせるだけで、こんなに違うんだね」
「手の温度って、心の状態が出るんだ…」
やんばるの静けさに包まれながら、技術よりも“触れ方の質”が学びとして立ち上がってくる時間でした。
● スパイス料理教室:香りが語り、食べて気づく

夕方はアシュラムのキッチンへ。
玉ねぎがじゅわっと甘くなる音、ターメリックの黄金色、クミンの深い香り——
スパイス料理は、五感ぜんぶが参加する学びでした。
「この香り、身体にすごくいいね」
「家で作るときのイメージが変わる!」
できあがった料理を皆で囲むと、ただの“ごはん”だと思っていたものが、不思議と身体を整えてくれる感覚に変わっていました。
● 最終日の朝:お互いの身体をいたわるヨギックマッサージ

最終日の朝は、ホステルでお互いの身体をストレッチするヨギックマッサージでした。
今回のアーユルヴェーダ合宿は、
“知識を学ぶ”以上に
“生命を感じる”ことをテーマにしています。
触れること、食べること、語ること、眠ること。
その全部がアーユルヴェーダそのもの。
やんばるという場所が、それをやさしく教えてくれました。
参加してくださった皆さま、心からありがとうございました。
また、やんばるでお会いしましょう。
