朝の光が、淡くオレンジ色に街を包み込んでいました。
インドでのアーユルヴェーダ研修も、いよいよ最終日。
静かな感謝の気持ちが、心の奥からじんわりと湧いてきます。
この数日間、本場インドのクリニックで研修を重ねながら、私たちは「癒すとは何か」を問い続けてきました。
ドクターの指導のもと、ハーブオイルを体に塗り、セラピストとしても呼吸を整える。
それは単なる施術の技術ではなく、“この一瞬を尊ぶ”という生き方そのものでした。
アーユルヴェーダの学びを重ねるほどに、
「自然とともにあること」こそが人を癒すと、あらためて気づかされます。
風が肌を撫で、太陽が温め、水が流れ、香りが心を整える。
それらはすべて、私たちの内にあるものと同じエネルギーです。
一緒に過ごした仲間たちの笑顔、
現地ドクターや歓迎してくださった現地の方々の優しさ、
そしてこの土地の生命力。
すべてが、私の中で静かに混ざり合い、
「またここに戻ってこよう」と思える時間でした。
帰国後は、ここで得た学びを日本の皆さんへ届けていきます。
それは、異国の知恵を持ち帰るというより、
“わたしたちの中にすでにある自然の声”を思い出すお手伝いだなと。
アーユルヴェーダの旅は終わりではなく、続いていく暮らしそのもの。
日々の中で、心と体の小さな変化に耳を傾けながら、
これからも「癒しの原点」に還る時間を分かち合っていけたらと思います。
みなさん、インスタやDMなどでたくさんの応援と温かいメッセージをありがとうございました。
日本でまた、お会いしましょう。
