おうちのお掃除、どこから始めていますか?

おうちのお掃除、どこから始めていますか?

アーユルヴェーダ的・こころと空間のめぐりを整えるために、お掃除をアーユルヴェーダでひも解いていきたいと思います

なんだか最近、気持ちがモヤモヤする…
やることがあるのに、なかなか手につかない…

そんな時、もしかすると「おうちの中」がちょっと滞っているのかもしれません。

アーユルヴェーダでは、わたしたちの心と空間は、深くつながっていると考えます。
外の空間が整えば、内側も自然と整ってくる。
反対に、心がととのうと、住まいにも風が通るような感覚が生まれます。

お家の中の掃除をするとき最初は、いちばん「出入りが多い場所」から
わたしがまず手をつけるのは、「玄関」。
靴がそろっているだけで、気持ちがピンと整うから不思議です。

玄関は、毎日行って帰ってくる、わたしたちの「外と内の橋渡し」。
アーユルヴェーダ的には、ここはプラーナ(生命のエネルギー)の入り口でもあります。

ほこりをさっと拭いて、小さなお花や香りのよいお香を置くと、それだけで空気が変わるように感じます。

次は、水まわりをサラッと
キッチンや洗面所、お風呂場は、水(=感情)の場所。
ここがととのっていると、なんだか気分までやわらかく、流れやすくなります。

とくにキッチンは、オージャス(活力)の源となる食べものをつくる神聖な場所。
油汚れや調味料のベタつきも、小さな浄化と思って、気づいた時にちょこちょこ拭いています。

さいごは、自分の「ほっとできる場所」つまり、自分がよく過ごす場所です。
ベッドルーム、リビング、デスクの上…
ちょっと整えるだけで、心の中もふわっと軽くなるから不思議です。

クッションを整えたり、カーテンを開けて風を入れたり。
お気に入りのアロマをひと吹きして、一日の終わりに「おつかれさま」と声をかけたくなる空間に。

掃除=気の流れを整えること
アーユルヴェーダの浄化(シュッディ)って、
何かを「きれいにする」以上に、“エネルギーをめぐらせる”ためのケアだと思うんです。

だからこそ、お掃除もがんばりすぎずに、ちょっとずつ。
今日は玄関だけ、明日はキッチンの引き出しひとつだけ、でもいいんです。

大切なのは「気づいて整える」という、日々の小さな習慣。

みなさんの今朝の玄関の雰囲気、どんな感じでしたか?
靴を揃えて、ドアを開けて深呼吸してみるだけでも、
新しい風が、あなたの内側にも吹いてくるかもしれませんよ。

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